第3回 JAWS-UG 横浜支部勉強会に参加してきました。
横浜に生活の拠点を移して一月半。横浜のJAWS-UGが開催されるという事を聞きつけ、早速参加してみました。
場所は横浜駅西口の近くにある情報セキュリティ大学院様。
駅から歩いてすぐの場所にありました。少し意外だったのは無線LAN環境がなかったという事かな。芋を持ってきて正解でした(;´Д`) 場所を提供して頂きありがとうございました。
主宰の吉田さんの開催のご挨拶、場所を提供して頂いた情報セキュリティ大学院の橋本様のご挨拶の後に勉強会開始。
まずはADSでこの度部長となられました片山様(@c9katayama)のプレゼンからスタート。冒頭に以下の本のご紹介から。
Amazon Web Services クラウドデザインパターン実装ガイド
- 作者: 大澤文孝,玉川憲,片山暁雄,鈴木宏康
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2013/02/07
- メディア: 単行本
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そして早速ヤマンネタを披露。いやいや、こんな所でつかみはOKって言われても…
いよいよ本題。AWSには責任共有モデルというスタイルを持っている。AWSを使うに辺り、AWS側とユーザ側で以下の様に責任分野を分けようというものです。
○AWS:ファシリティ、物理的セキュリティ、物理インフラ、ハイパーバイザetc
○ユーザ:OSやアプリ等のセキュリティetc
→上記のように書くと一見難しそうに見えますが、実の所ユーザが担当するのは以前と大きく変わらないとの事。OSやアプリを実装するに辺りセキュリティ面を考慮しているのは昔からやっていますので、そういう事を仰っているのだと思います。
後、片山様のプレゼンで非常に興味深かったのは、物理的セキュリティの事項。例えばデータセンターの秘匿が非常に徹底されている点。東京にデータセンターがある事は知っているが具体的な場所は全く不明。現に社員ですら場所を教えてもらえてない。そして論理的アクセスと物理的アクセスが完全に分かれている。どういう事かというと、物理的なアクセスが許可されている人には論理的なアクセスが認められていない。その逆も然り。なので恣意的にハッキングをする事が不可能であるという仕組みを社内で作っているという事です。これは日本の大手SIベンダーとは一線を画している、いや、日本の方が緩いというべきなのか…色々と考えさせられました。
その他にも日本のISMSをはじめ米国のPCI DSS、SSAE16/ISAE3402 SOC1等の各種監査の認定を受けています。現在もSOC2の審査を受けているとの事。第3者の信頼できる認定機関で認定を受けており、セキュリティには万全の態勢で臨んでいます。
そして最後に片山様のAWSをセキュリティ実装という観点から見たお勧めの実装方法。
①責任共有モデルに則り必要な所だけに注力する。
②既存のセキュリティポリシー(AWS実装前から充てていたもの)を利用する。
③AWS独自部分は提供機能を使って実装する。
次にサーバーワークス大石様(@ooishi)のプレゼン。
苗村さんの資料はこちらも参考になると思います「クラウドコンピューティングと著作権に関する調査研究 報告書」 #jawsugbunka.go.jp/chosakuken/sin…
— 吉田真吾さん (@yoshidashingo) 2013年2月16日
信用とは?相手のシステムは信用できるのか?使っているシステムは信用できるのか?何を以て信用しているのか? #jawsug
— りょうかい@四十路突入さん (@hamakko_ryokai) 2013年2月16日
サイバー攻撃は最早すべてのネットユーザーにとって脅威の存在。しかも企業の損失はBillionDollerに達している。ただ入れているだけでは通用しなくなっている。 #jawsug
— りょうかい@四十路突入さん (@hamakko_ryokai) 2013年2月16日
どこが侵害されているかという事を問われると、整合性が破られるケースが一番多い。ここがミソ。 #jawsug
— りょうかい@四十路突入さん (@hamakko_ryokai) 2013年2月16日
現在では、分単位で攻撃、漏えいが起きている。ユーザの判断は月単位。復旧も考えたら更にかかる。もっと言うとその判断は第3者機関。これは恐ろしい。 #jawsug
— りょうかい@四十路突入さん (@hamakko_ryokai) 2013年2月16日
なので整合性監視は発見対策への最前線になる。しかしこれは人員工数の観点からすれば非常にヘビーなタスクになる。→でTripWire Enterpriseを使おうとw #jawsug
— りょうかい@四十路突入さん (@hamakko_ryokai) 2013年2月16日
とにかく大事なのは信用です!( ー`дー´)キリッ
そして情報セキュリティベンダー(←ここ大事!)のTrendmicro日原様のプレゼン。
Amazon使う人のセキュリティで気にするポイントは?→DDoS、IPS/IDS等。Amazonで使えるIPSない?って質問もあったらしい。 #jawsug
— りょうかい@四十路突入さん (@hamakko_ryokai) 2013年2月16日
IPSを導入するときにGW型だとそこにピンポイントで導入すればよいが、ユーザの見積もりは多く取らなければいけないのでそこで多くのコストがかかってしまう。 #jawsug
— りょうかい@四十路突入さん (@hamakko_ryokai) 2013年2月16日
Deep Securityのデモ。GUIを見る感じだと管理しやすいように見える。ローカライズされてくると結構見やすくなるのかな。 #jawsug
— りょうかい@四十路突入さん (@hamakko_ryokai) 2013年2月16日
そしてなんと!(゚д゚)!DeepSecurityの公式(?)キャラクターDSマンの登場!これには…
なぬ?RT @hamakko_ryokai: うそん RT: @yoshidashingo: #ヤマン のライバルか #DSマン
— 片山 暁雄さん (@c9katayama) 2013年2月16日
となりました(;´Д`)
上記お二方の結論としては…
まとめ。情報セキュリティベンダー様もやっぱAWSのメリットをフルに使いこなせるようにソリューションを提供していく方針で、ユーザも知らないといけないね。 #jawsug
— りょうかい@四十路突入さん (@hamakko_ryokai) 2013年2月16日
と実感しました。あ、後TripWire EnterpriseとDeep Securityの宣伝も…w
次は横浜支部ならではのAWSウルトラクイズ模試だそうで。
これは…濃すぎる!全然分からなかったorz
何でもディフェンディングチャンピオンとして2連覇すると吉田さんの鼻息も荒い。模試対策も企画されているらしい。
最後にLT。今回は全部で4つ。
まずはmacnicaの鈴木様。ソリューションのSplunkを用いて超リッチなエンジニアを目指そう!…ごめんなさい、おいらはダメなエンジニアに入ってしまったorz
次に主宰のcloudpack吉田様。
某顧客の中にはAWSで作ってほしいというリクエストもあり、その際に必要だ多野が審査基準であるPCI DSSの審査に通るというもの。PCI DSSには明確な規定があるとの事。それはISMSと重複する項目もあるそうです。
次に情報科学専門学校の武藤様。
— りょうかい@四十路突入さん (@hamakko_ryokai) 2013年2月16日
何のために、原理、それは確かにわかる。こういう信念持ってないと後々困ることになる。 #jawsug
— りょうかい@四十路突入さん (@hamakko_ryokai) 2013年2月16日
料金はかなりシビアに見ないと…武藤先生かなり身銭を切ってる。 #jawsug
— りょうかい@四十路突入さん (@hamakko_ryokai) 2013年2月16日
そして…ついに…
先端ITシステム科とな!? #jawsug
— りょうかい@四十路突入さん (@hamakko_ryokai) 2013年2月16日
これはサーバーワークス様もバックアップするとの事。
情報科学専門学校の武藤先生から「AWSエンジニア大量育成計画」の発表。サーバーワークス ( @serverworks )もご協力させて頂きます! #jawsug
— Ryo Ooishi / 大石 良さん (@ooishi) 2013年2月16日
益々の発展に期待したいです!
そして、最後は電通国際情報サービス田中様のLT。
#ヤマン の締めで懇親会の一次会を終了しました。 #jawsug twitter.com/maroon1st/stat…
— Hajime 0guriさん (@maroon1st) 2013年2月16日
※ちなみに片山様の手前に白い後頭部が写っているのがおいらです…orz
今回、初めて横浜支部に参加しましたが、感想は以下の通りです。
今日の勉強会、横浜Jawsのメンバーが活き活きしていた事が一番良かったなぁ。こんな良い雰囲気であれば何度でも参加した。
— りょうかい@四十路突入さん (@hamakko_ryokai) 2013年2月16日
自分も大きな刺激を受けたと思います。また是非参加したいものです。